和式トイレを洋式トイレへリフォームして欲しいというご希望は、よく承ります。特に、ご高齢者の住宅は、築年数が長い物件が多いため、いまだに和式トイレが残っております。
足腰の負担の軽減には、やはり洋式トイレを導入いただきたいと思います。

床下収納などとの兼ね合いで、リビングの床が一段高くなっている物件です。廊下からリビングへの入り口部分の段差が非常に高いため、膝への負担を軽減し、安全を確保する必要がありました。廊下を高くしてリビングとの高さを合わせ、段差を解消いたしました。

１~２cm程度の段差でも、つまづいて転ぶといった事例がたくさんあります。この物件は、通常よくお見かけする敷居のある引き戸が入っておりました。敷居の高さをほぼゼロにすることで、段差が解消され、安全な移動が可能となっております。このパターンの改修によって、車いすや歩行器もスムーズにご利用いただけます。

足腰が弱くなり、家の中でも、歩く不安を抱えて生活されているご高齢者は、実は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。廊下・トイレ・浴室・階段などの必要な個所に、捕まることのできる手すりがあることは、安心感と身体力の向上をもたらします。

中庭への移動は、つかまるところもなく不安定で危険なため、踏み台を作製して安全に上り降り出来るようにしました。

外玄関に段差がある物件は、たくさんあります。安全と外観とを考え合わせながら、ご提案をさせていただきました。この物件は違いますが、身体状況に合わせて、スロープや昇降機の設置も行っております（一部レンタル品も含む）